kissは、したけれども‥  ep.01

kissは、したけれども‥
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知らない情報や、見たいもの。今ではスマホ1台でなんでも調べ情報集めれるような時代

今年で僕は、56歳。あと4年もすれば還暦になってしまう。

コンプライアンスやハラスメント‥迂闊に今は間違いをおこさえない時代でもあり

(昔は無茶やってよかったなぁあ‥)

そんなジジィの昔話。興味があったら聞いてくだせぇ‥

1990年、昭和の時代から平成に変わってまだ2年目。

この年は、バブルが弾け好景気すぎた世の中から一気に転落してしまった年でもあるが、街にはまだバブルの雰囲気を残すところは至る所にあった。

「キスは交わしたけれど」

「名前も知らない」

今でも絶大な人気を誇るロックユニットが、当時僕の周りでは流行っていた。

高校を卒業して2年目、バンド活動をしながらバイトに明け暮れていた当時の僕は20歳。

名前は、シノザキケンタ

覚えたてのセックス溺れ、バンド活動もままならない

バンドのメンバーからは、僕の演奏に進化がないと感じとられ

「お前、練習しているのか?。やる気あるのか?」

自分が気づかない内に、僕の演奏に覇気がないことに愛想をつかれかけている

僕の性欲は、付き合っていた彼女だけじゃ抑えることができない‥

バイト先では、ギャンブル〜競馬・パチンコ・麻雀か女の話題ばかり。いつもバイトが終わった後1時間以上はバイト仲間たちと談笑が続いて

ある日、そこのバイトの大学生の先輩が‥僕をあるところに行かないかと誘ってくれた

「シノザキ君!ディスコって行ったことある?」

バイトに入った当初から親身にしてくれている大学生のミヤモトさん

「ないっす‥入場制限があって料金も高いんでしょ?」

「うん、確かにTシャツにGパン(デニム)は黒服に弾かれるけど‥でもそんなに思ってるほど入場料は高くないし、俺チケット持ってるからあげるよ」

「それに、そこに行くような服持ってないです‥」

「じゃあ、着なくなった服あるからケン坊にあげるよ!」

先輩と同じ大学生のスズキさん、当時はバブルの影響かDCブランドってのがまだ流行っていて彼は、普段からオシャレな服装のイメージがあった。

「えっ!いいんですか?でもスズキさん着てるものってほとんどブランドものでしょ?」

「いいよいいよ!もうほとんど着てないものがあるから、ミヤモト!俺も行っていい?」

「おう!こういうのは大勢で行った方が楽しいからな」

「僕もいいですか?」「私も!」‥その場にいたバイト仲間が全員

結局その場に居た6人全員で行く計画になった、でその6人のバイトのシフト。奇跡的に言わんばかりに1日だけ6人の休日が一致していた日があった

「もうこの日しかなないな‥」

この週の金曜日、彼女の部屋に泊まる約束をしていたし次の日はバンドの練習があったが、僕はその時のノリで参加することにした

「すごいよ〜もう別世界だから‥あそこは、お立ち台のお姉さんたちみてるだけでも‥行った価値はあるんじゃないかな、カトウさんはお立ち台立つんですか?」

「立つわけないやん!(笑)私そんなスタイル良くないもん!」

この中の唯一の女性、バイト仲間で公認のミヤモトさんの彼女、ここのバイトで付き合うようになったらしい、楽しく話しているけど浮気しないか、心配なんでしょう。

「じゃあ!決定!今度の金曜日!帰ろ!帰ろ!」

みんな一致する目的が決まると、それまでダラダラと談笑していた場から切り替わり全員家路に向かって帰って行った

僕の頭の中はもう、色んな妄想が繰り広げてきていた

金曜日が待ち遠しい‥

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