狭いトイレの個室の中、僕は今何処の誰かがわからない女性と抱き合って唇を交わし舌を絡めている。僕の口の中は性器と化し、その信号は僕の股間のアンテナに溢れんばかりの信号が送られた。
鋼鉄のように硬くなったソレは、はち切れそうな。今出会ったばかりの女性とキスをしてこんなに硬く勃起させられたのは人生の中で初めて、むしろこの先もないだろうと思うぐらい
いつの間にかベルトを緩められたのか、自分が緩めたのかわからないボトムスの中に彼女の手が遠慮もなく入って逆手で、硬さを楽しむかのように円を描く。まるで僕の扉を開けようとしてくれているのか?
口の中は蛇のように舌を積極的に絡めてくる、快感が僕の股間から伝って眉間に届き沸騰しそうな脳から湯気が鼻から漏れそうな、見開いた目で見る様子はぼやけて、今こうして彼女と濃密なキスをしているが彼女の顔は見えない。
重なり合った唇を離したのは彼女の方から
緩めたベルトを完全に外し、履いてボトムスは靴の上に一気に落ち、ブリーフも彼女によって一気に下ろされた。暗いディスコの中から明るいトイレの中に入ったがそれま彼女の顔はまともに見れていなかった。向き合って顔が近すぎて確認できるのは彼女の目だけ
その目は、悪魔のように感じ、妖艶で、まだ迷いがある僕の頭の中を遠慮なく入ってくる。
「座って!」
初めて彼女の声を聞いた。僕を蓋の閉まった便器に座らせると、ワンピースを捲り上げショーツを素早く下ろししゃがんだ彼女の胸元からまたいい匂いがしてきてまた僕のアンテナが反応した。脱いだショーツを起用に左手の手首に巻きつけ、座った僕の前を跨ぎ勃起した一物を握るとゆっくりと腰を下ろしてきた
遠くの個室から、女の喘ぐ声が聞こえ、その声に彼女も気付いたのか目が合うとニンマリと私を見ながら‥腰を下ろしていくと先に、ソレは暖かくむしろ熱いぐらい滑りを感じていると一瞬にしてそれは勃起したペニスを包み込んだ。
彼女のアソコはもう準備を終えていつでも受け入れる女性自身だった。
根元まで呑み込んで、僕の陰毛一瞬で彼女の愛液で湿らされ海苔のようになったのがわかる。肩を狭め畳んだ肘を僕にすり寄せて、手は僕の頭の後ろ持つと
僕のペニスに乗った彼女はゆっくりと船を漕ぎ始めた
今気づいたのだが、彼女は体に密着するボディコンではなく、街中でよく見るワンピース姿、ここではちょっと場違いにも感じる服装ではあった。そんなことを思わさせることを消し去る快感が彼女が船を漕ぐたびに打ち寄せてくる
出そうなのを我慢して顔を顰めていると‥
それに気付いたのか
「そのまま、出しちゃっていいよ。」
そう言うと彼女は自分の快楽を味わうかのように再び船を漕ぎ出した。見上げると彼女も声を上げるのを我慢しているかのように声を漏らしている。
すると、遠くで同じように事を致しているペアが急に声が大きく、トイレの中一体全てに聞こえるぐらいの
目が合うと、何か合図のように目が見えたと思ったら、今度は彼女が‥
船漕ぎから、杭を打つように上下に。擦れ合う性器からいやらしい音が、彼女の声も、その大きな声に紛れて少しボリュームをあげ
すぐに僕は彼女の中で果てた
脈打つの僕のペニスに反応するかのように僕の頭を抱きつきながらピクンと反応し余韻を楽しんでいる。痙攣が終わると僕の唇を求めてきた。射精した僕もそうだけど快感を出した後のキスはとても優しく柔らかいキスで互いの体温も感じ取れそうなキスだった
唇を離すと、改めて彼女の顔を見る。
髪は艶やかで黒く、前髪は固めて作るような髪ではなく前の上を一直線に揃え流行りに流されないような髪型
「気持ちよかったぁ」
「私も‥」
「よかったら、ウチに来ない?」
こんなに突然で何もかも事がうまくいきすぎていて、ひょっとして「美人局」じゃないかと頭をよぎったが、馬鹿な僕はこの快感の誘惑に勝てるはずもなく
「うん」
「ホント!じゃあここ出ましょう!」
立ち上がり、ワンピースを捲り上げた彼女に僕は無意識にトイレットペーパーを取り出して濡れた彼女の陰唇を拭き始めた
「ありがとう、やさしいのね」
「そうかなぁ‥」
拭き上げると、今度は私が、と僕の一物を拭いてくれた
トイレを流す音と共に出てくる男女、ここでは日常的な事なのか、小便をしている男たちは特に驚くこともないようなのだが、当事者の僕だけが異様に感じていた。
外に出ると、暗いがまだ活気付くのはまだまだこれからという時間帯で、なかなか捕まらないバブル時期のタクシーは、時間がまだ早いこともあってか捕まえることができた
運転手に彼女が行き先を告げ、タクシーは出発した
この日から1週間、バンド、バイト全ての予定を振り逃げて
僕にとって忘れることのできない1週間の始まりであった
初めから読む!
